ダイアナ妃の胸像、セント・デイヴィッズ・ホール、カーディフ
ダイアナ妃のこの胸像はウェールズ人彫刻家ロバート・トマスにより制作された。1987年に完成し、1989年7月21日に貴族院議員らによりカーディフ市に寄贈された。
ダイアナ・スペンサーは、1961年、王室所有のサンドリンガム邸(ノーフォーク州)内の屋敷パークハウスで生まれた。父スペンサー伯爵は、国王ジョージ6世の侍従だったことがある。彼女は1981年に皇太子(Prince of Wales)チャールズと結婚、ウィリアム王子(1982年生まれ)とハリー王子(1984年生まれ)をもうけた。皇太子夫妻は1992年に離婚。
ダイアナ妃はセント・デイヴィッズ・ホールを数回訪れている。上の写真は同ホールで、キルヴァニッヅ(ポンティプリーズ)出身のオペラ歌手サー・ゲライント・エヴァンズ(1922-1992)と会った時のもの。1991年の3月1日には、ウィリアム王子をここに同伴したが、これは王子の最初の公務であった。3月1日はウェールズの守護聖人セント・デイヴィッドの祝日なので、ダイアナ妃はウェールズ国花である黄水仙の花束をもち、王子も胸に水仙の花を挿している。
1997年、彼女はパリで自動車事故で亡くなった。享年36歳、その死のニュースは英国だけでなく世界に衝撃を与えた。
彫刻家ロバート・トマス(1926-1999)はローンダ渓谷のクウムパルクの出身。代表作である国民保健サービス(NHS)を創設したアネイリン・ベヴァンの等身大の像は、カーディフのクイーン・ストリートにある。1999年、トマスが亡くなってから2か月後、遺作である技術者イザムバード・キングダム・ブルネル(1806-1859)の銅像が、ペンブロークシャーのネイランドで、チャールズ皇太子によって除幕された。
郵便番号: CF10 1AH 地図
翻訳:藤沢邦子
歴代の皇太子妃(プリンセス・オヴ・ウェールズ)についての本:
『プリンセス・オヴ・ウェールズ―英国皇太子妃列伝』デボラ・フィッシャー著、藤沢邦子訳、創元社
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